お客様相談室

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書けなくなった(ボールペン)

b) ペン先に紙の繊維などが詰まった場合

上の写真はペン先からボールを外した内部の違いです。
ボールペンは、ペンの先端のボールが回転することでインクを筆記紙に転写しますが、反面、この回転で紙面から「紙粉」(紙表面から剥がれ落ちた紙繊維やコーティング剤)を、ペンの先に巻き込むことがあります。通常、巻き込みは一時的なもので、紙粉はボールの回転でインクと共に紙面へ出てきますが、多くの紙粉がペンの先に入ることで、上の写真のようにインクの流路へ紙粉が詰まり、書けなくなることがあります。

多くの紙粉が発生する主な原因は、次の通りです。それぞれが原因であったり、複合して生じたりすることもあります。

  • ペンを寝かせて書く場合
    ペンの先のボールを支える部品が紙面を引っかき、紙粉が発生しやすくなります。
    ボールペンは紙の上でボールが回転する60°以上の筆記角度で筆記するのが理想的です。
  • ペンを押し出すように書く場合
    左利きの方に多い書き方です。こちらも寝かせて書く場合と同様に、ペンの先のボールを支える部品が紙面を引っかくことで、紙粉が発生しやすくなります。
  • 筆圧が高い場合・厚い紙や柔らかな下敷きを使って書く場合
    ペンの先が紙に沈み込むことで、ボールを支える部品が紙面を引っかき、紙粉が発生しやすくなります。
  • インクジェット用紙に書く場合
    インクジェット用紙は、にじみ防止などの剥離しやすいコーティング剤が紙面に塗られています。ペンで筆記すると、このコーティング剤が剥がれてペン先にたまってしまい、書けなくなることがあります。
  • 筆記速度が速い場合
    ペンの先のボールの回転速度に、インクの流れ出す量が追い付けず、紙粉を十分に出せなくなることがあります。
  • 乾燥し毛羽立った紙面や、湿度の上昇などで強度(*)が低下した紙面に筆記した場合
    共に、紙粉を巻込み易くなります。 (* 強度:紙成分同士の結合力)


※紙粉の詰まりが繰り返し起きる場合は、次のボールペンへの変更で改善される場合があります。

  • ゲルインクや水性のボールペン
    油性ボールペンよりインクの流量が多いため、一時的にペンの先に巻き込んだ紙粉がインクと共に紙面へ出てきやすくなります。
  • より大き目のボール(太め)のペン
    ボールが大きいため、ペンの先のボールを支える部品が紙面に当たりにくくなります。ただし、ボールが大きくなることで、より多くの紙粉やコーティング剤がペン先に入り、改善に繋がらない場合があります。

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